絶対音感だけど音痴な人っているの?

こんにちは。しゃむです。

今日は絶対音感だけど音痴な人っているの?

という疑問にお答えしていきたいと思います。

 

 

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絶対音感だけど音痴な人はいる!

 

 

 

 

結論から言ってしまうと

絶対音感があってっも音痴な人はいます。

(身近にはあんまり見たことがないですけど。)

 

 

 

 

どういう仕組みになっているかというと、

聞き取る能力=インプット

歌う能力=アウトプット

だからです。

 

 

 

 

逆に言うと、別に音感がなくったって

音痴かどうかは決まらないということです。

アウトプット能力があればいいのです。

 

 

 

 

筆者しゃむは音痴?

 

 

私の体験談をします。

私は一応音痴ではありません(笑)

ただし条件があり、ピアノから入ったので

頭の中の音感はピアノの音程で入っています。

つまり頭の中の音程が基準となっているのです。

 

 

 

 

どうしてこんな話をしているかというと、

音程には2種類あるからです。

皆さんは純正律平均律

という言葉があるのをご存知でしょうか?

 

 

 

 

一つずつ説明していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純正律平均律

 

まず、この二つの言葉の意味が分からないかと思いますが

この二つは存在している音をどのように区切っているのかという意味です。

音は1オクターブで一つのまとまりとされますが、

この1オクターブをどんな方法で12に分けているのかということです。

そもそもどうして12に分けたのかということです。

これを発見したのはピタゴラスだといわれています。

国によっては12よりも少ない国もあります。

いい例が日本国歌です。

同じ音が何度も繰り返し使われており

全部で6つの音で構成されています。

 

 

 

 

ここには大きく歴史がかかわっています。

今現在採用されている音楽理論の基礎は

もとをたどればキリスト教や数学と関係があります。

 

 

 

 

さかのぼって説明をしていくと

とても複雑になっていきますが(笑)

 

 

 

 

 

まず、平均律ですが

ピアノやギターなどフレットのある楽器では

平均律を用いています。

これは昔々の人々が発見した理論で

倍音を重視してできた理論です。

 

 

 

 

 

倍音ってなに?と思いますよね。

簡単に説明すると、

昔のひとたちはギターの弦を抑えて演奏していく中で

全体の2/3を抑えて演奏したとき、

前よりも高い音がでることを発見しました。

次に、先ほど出した高い音を基準に

2/3の長さで弦を抑え、演奏してみると

もっと高い音を出すことができました。

 

 

 

 

この原理を利用して、最初の音に戻ってくるまで繰り返すと

全部で12の音に分けることができました。

そうして音律は12つに構成されるようになりました。

 

 

 

 

 

 

次に、純正律ですが

周波数の比率を単純な整数比で分けた音律です。

ここでは簡単に、わかりやすく説明しようと思っていますが

理科(物理)で習った音の波を覚えていますか?

周波数はひとつの音の波の幅が狭いほど音が高く、

幅が広いほど低い音程になっています。

 

 

 

 

 

これを単純に均等に12に分けたのが純正律だと思ってください。

純正律が使われるのは主にアンサンブル楽器です。

(管楽器やバイオリンなど。)

アンサンブルするときに、(和音をつくるとき)

微妙に音程を変えてほかの音との調和を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

吹奏楽純正律

 

ここで筆者しゃむは引っ掛かりました。

小学校までは平均律のピアノしか体験したことがなかったので

中学校に入学して吹奏楽部に入り、

純正律を知って驚きました。

驚いたというより今まで染みついた

頭の中の音程と違った音程の音を出すことに

気持ち悪さしか感じませんでした。

 

 

 

 

吹奏楽では始めにチューニング(音程をみんなで統一する)

をしますが、始めは合わせることができませんでした。

毎日の練習の中で耳が慣れていきましたが

このころは多少音痴だったかもしれません(笑)

 

 

 

 

 

 

だけど訓練することで音痴は多少なりとも改善できると思います。

なぜならピアノの調律師はみんなが皆

絶対音感を持っているわけではないからです。

聞いて合わせたい音に寄り添わせることができるかどうかが問題です。

アウトプットする能力はある程度言葉のように訓練できます。

 

 

 

 

 

 

余談ですが、

「歌がうまい人は楽器もうまい。」

という都市伝説(?)がありますが

これは本当です。

歌えたら同じように楽器でもできるし

歌えなかったら楽器でもできません。

 

 

 

 

 

ある程度声の出し方やのどの開き方とか言われるものは

体の使い方の問題なので

例えばのどの開き方がわからない人は

楽器でもよい音色を作るのが下手です。

 

 

 

 

 

 

それでは今日はここまでにします。

また記事をアップします~。